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第11回:ホワイトニングとクリーニングの違いとは?両方受けるべき理由

歯を白くしたいと考えるとき、「ホワイトニング」と「クリーニング」のどちらを選べばいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。一見似ているこの2つの施術ですが、目的や効果、対象範囲がまったく異なります。この記事では、ホワイトニングとクリーニングの違いをわかりやすく解説し、それぞれを受けるメリットについてご紹介します。


目次

ホワイトニングとは?

ホワイトニングは、歯の色素を分解して歯そのものを白くする施術です。専用の薬剤(主に過酸化水素や過酸化尿素)を使い、エナメル質や象牙質の中に入り込んだ色素を分解・漂白します。

特徴

  • 歯の内側から白くする
  • 効果は個人差があるが、1〜3段階白くなることが多い
  • 医療行為に分類され、歯科医院での施術が基本

向いている人

  • 生まれつきの歯の黄ばみが気になる人
  • 加齢による色のくすみが気になる人
  • 笑顔に自信を持ちたい人

クリーニングとは?

クリーニングは、歯の表面についた汚れ(ステインや歯石)を取り除く処置です。歯科医院で行われるクリーニングは「PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)」と呼ばれ、専門の機器を用いて丁寧に汚れを落とします。

特徴

  • 歯の表面の着色を除去
  • 歯石やプラーク(歯垢)の除去にも効果的
  • 保険診療の範囲で受けられることが多い

向いている人

  • 歯の表面の茶渋やヤニ汚れが気になる人
  • 歯周病や虫歯を予防したい人
  • ホワイトニングの前段階として

比較表:ホワイトニング vs クリーニング

項目ホワイトニングクリーニング
目的歯の漂白歯垢・歯石・着色の除去
効果歯そのものを白くする表面の汚れを落とす
方法専用薬剤+光照射専用器具で機械的に清掃
所要時間約60〜90分約30〜60分
保険適用×(自由診療)○(条件あり)
費用相場1〜3万円/回数千円(保険適用時)

両方受けるべき?おすすめの順番とは

1. まずはクリーニングから

ホワイトニングの前にクリーニングを受けることで、歯の表面にあるステインや歯石が取り除かれ、薬剤がより浸透しやすくなります。効果を最大限に引き出すためにも、最初に口腔内をきれいに整えることが大切です。

2. その後ホワイトニングへ

歯の表面が清潔な状態であれば、ホワイトニング薬剤がムラなく作用しやすく、仕上がりも美しくなります。


両方受けるメリット

1. 口腔内のトータルケアになる

見た目の白さだけでなく、虫歯や歯周病の予防、口臭対策にもつながります。

2. 清潔感のある口元を長く維持できる

定期的なクリーニングで汚れを溜めず、ホワイトニングで白さを補強することで、美しい口元を継続的にキープできます。

3. 歯の健康状態のチェックにもつながる

クリーニング時には歯科医師や衛生士が歯の状態をチェックするため、トラブルの早期発見・治療にもつながります。


ホワイトニングとクリーニングを併用する理想的なスケジュール

  • クリーニング:3〜6ヶ月に1回
  • ホワイトニング:半年〜1年に1回(必要に応じてホームケアを併用)

この頻度を守ることで、口腔環境を清潔に保ちつつ、理想的な白さを維持することができます。


まとめ

ホワイトニングとクリーニングは、それぞれ目的も役割も異なりますが、組み合わせて活用することでより効果的に美しく健康な歯を保てます。まずはクリーニングで土台を整え、その上でホワイトニングを行うのが理想的な流れです。

次回は、「男性にも広がるホワイトニング需要とおすすめのケア方法」について解説します。

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