脱毛に通っていると、避けられないのが「生理」と「妊娠」という女性特有の体調変化。VIO脱毛を希望している方や、長期にわたって通う全身脱毛では、施術日と生理や妊娠が重なってしまうこともあります。
この記事では、生理中・妊娠中に脱毛はできるのか? という疑問に対して、理由と対策を詳しく解説します。体調と向き合いながら、安心・安全に脱毛を進めるための知識を身につけましょう。
生理中の脱毛はできるの?
結論から言うと、VIOやヒップ周辺の施術は基本的にNGです。それ以外の部位(ワキ・脚・腕など)はサロンによっては施術可能な場合もありますが、推奨はされていません。
● その理由は?
1. 肌が敏感になっている
生理中はホルモンバランスの影響で肌のバリア機能が低下し、赤み・ヒリつき・炎症が起きやすくなるため、照射によるトラブルのリスクが高まります。
2. 痛みを強く感じやすい
同じ光やレーザーの照射でも、生理中は痛みの感覚が敏感になります。特にVIOやワキなどの部位では、不快感が強くなることも。
3. 体調不良を起こしやすい
生理による貧血、だるさ、冷えなど体調の変化がある中での施術は、無理をすると悪化の恐れも。施術中に気分が悪くなることもあるため注意が必要です。
サロンの対応は?生理中の施術可否
サロンやクリニックによって、生理中の対応は異なります。
部位 | 医療脱毛 | 脱毛サロン |
---|---|---|
VIO・ヒップ | 施術不可 | 施術不可 |
その他の部位 | 要相談 | 一部可能(体調次第) |
ただし、「タンポンを使用すればVIO脱毛OK」というサロンも一部存在しますが、衛生面・安全面から見て非推奨です。予約の段階でサロンに確認し、無理せずキャンセル・変更しましょう。
生理と施術日が被りそうなときの対策
● 生理周期を把握して予約する
脱毛は数週間〜数ヶ月前に予約することが多いので、次回の生理予定日を予測し、それを避けて予約することが大切です。スマホの生理管理アプリを活用するのもおすすめ。
● 予約変更・キャンセルのルールを確認しておく
直前キャンセルにキャンセル料がかかるサロンもあるので、無料で日程変更ができるかどうかを事前に確認しておきましょう。
● 施術前に相談する
当日体調が悪いと感じた場合は、我慢せずスタッフに相談しましょう。柔軟に対応してくれるサロンであれば、他部位の照射に変更できることもあります。
妊娠中の脱毛はできるの?
基本的に、妊娠中の脱毛はNGです。これは医療脱毛・脱毛サロンの両方で共通しており、どの部位でも施術を断られることがほとんどです。
● 妊娠中に脱毛ができない理由
1. ホルモンバランスが大きく変わる
妊娠中は女性ホルモンが増え、毛周期が乱れやすくなります。結果的に脱毛の効果が出にくくなると言われています。
2. 肌が非常に敏感な状態になる
妊娠中の肌は乾燥や炎症を起こしやすく、照射によるリスクが高くなります。
3. 万が一の体調トラブルを防ぐため
施術中にお腹を圧迫する姿勢をとることで、お腹が張ったり気分が悪くなったりする可能性も。万が一に備え、サロン側も安全を最優先にして施術を控えるようになっています。
出産後はいつから脱毛できる?
出産後すぐの施術も控える必要があります。産後6ヶ月〜1年程度経過し、生理が再開した後が目安とされています。
ただし、出産後は授乳やホルモンの影響で肌や毛の状態が安定しないこともあるため、再開時期については医師やサロンスタッフに相談するのがベストです。
妊娠が判明したらどうする?契約は無駄にならない?
妊娠が分かった場合、多くのサロンでは「契約の休止・延長」対応が可能です。
- 有効期限を延長
- 中断後の再開が可能
- 妊娠を理由とした解約に応じてくれるサロンも
契約書をよく読み、妊娠時の対応について事前に確認しておくと安心です。
まとめ|生理・妊娠と上手に付き合いながら、安全に脱毛を
脱毛は数ヶ月〜数年にわたって継続する美容ケア。だからこそ、生理や妊娠といった体の変化に柔軟に対応する必要があります。
無理して施術を受けるのではなく、体調を最優先にした判断が大切。信頼できるサロン・クリニックであれば、あなたの状況をきちんと理解し、安心して通える環境を整えてくれるはずです。
「今はお休み、また元気なときに再開」——それでも十分、キレイは間に合いますよ。
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