目次
はじめに
ICL(眼内コンタクトレンズ)は、角膜を削らずに視力を矯正できる方法として人気を集めています。
「取り外し可能」「長期安定性が高い」と言われ、レーシックに代わる選択肢として注目されていますが、避けられない加齢現象のひとつに 白内障 があります。
では、ICLを入れている人が将来白内障になった場合、どのような影響があるのでしょうか?
本記事では、ICLと白内障手術の関係、考えられるリスク、そして後悔しないための備えについて詳しく解説します。
1. 白内障とは?
白内障は、水晶体が加齢によって濁り、視界がかすんだりぼやけたりする病気です。
- 発症の目安:50代から増加、80代ではほぼ全員が発症
- 自覚症状:視界が白っぽくかすむ、まぶしさ、視力低下
- 治療法:濁った水晶体を取り除き、人工眼内レンズ(IOL)を挿入する手術
👉 白内障は誰にでも起こるため、ICLを入れている人も例外ではありません。
2. ICLと白内障の関係
(1) ICLが白内障のリスクを高める可能性
- レンズが水晶体に近接して配置されるため、接触によって白内障を早めるリスクがある
- 特に旧タイプのICLでは発症例が報告されている
- 最新の「ホールICL(中心に穴のあるタイプ)」では房水循環が改善され、リスクは大幅に減少
(2) 白内障手術時の注意点
- ICLを挿入している場合、白内障手術の前にICLを除去する必要がある
- 白内障手術は「水晶体を取り出して人工レンズに置き換える」ため、ICLと併用はできない
👉 ICLを入れていても、白内障手術は問題なく可能。ただし手術の手順が増える点に注意。
3. 実際に必要となる手術の流れ
- ICL除去手術
- 局所麻酔でレンズを取り出す
- 数分〜十数分で完了
- 白内障手術
- 濁った水晶体を除去
- 人工眼内レンズ(単焦点・多焦点など)を挿入
👉 場合によっては、ICL除去と白内障手術を同日に行うことも可能です。
4. 考えられるリスク
- ICL除去時の合併症
- 感染症や角膜内皮細胞の減少リスク
- 術後一時的な視力変動
- 白内障手術自体のリスク
- 網膜剥離、眼内炎など(発症率は非常に低い)
- 乱視が残ることもある
👉 白内障手術は日本で年間150万件以上行われる非常に一般的な手術で、安全性は高いです。
5. 将来を見据えた選択肢
(1) 若年層でICLを受ける場合
- 20〜30代でICLを受ける → 将来必ず白内障手術が必要になる
- その際はICLを除去すればOK
- 「ICLだから白内障手術ができない」ということはない
(2) 40代以降で視力矯正を考えている場合
- 近い将来、白内障手術を受ける可能性が高い
- 最初から「老眼+白内障対応の多焦点眼内レンズ」を検討するのも選択肢
(3) 老眼世代のICLは慎重に
- 老眼+白内障が同時に進む年代では、ICLより白内障手術の方が合理的な場合もある
6. 体験談・口コミに見るリアルな声
- 「30代でICLを入れて快適に過ごしたが、50代で白内障手術を受けることに。ICLを外して問題なく手術できた」
- 「医師から“将来必ず白内障手術をするので、その時ICLを外せばいい”と説明を受けて安心できた」
- 「老眼が出始めていたので、最初から白内障手術を選択すればよかったかも、と少し後悔」
👉 将来の見通しを理解しておけば、後悔は少なくなります。
7. 後悔しないためのポイント
- 将来の白内障を想定して選択する
- ICLを選ぶなら「ホールICL」を選ぶ(白内障リスク低減)
- 40代以降なら老眼・白内障手術との兼ね合いを考慮
- 実績豊富なクリニックを選び、長期的なケア体制を確認する
👉 「今の快適さ」と「将来のリスク」を両方考えて判断することが大切です。
まとめ
ICLは角膜を削らないため長期的な安定性が魅力ですが、加齢とともに必ず訪れる 白内障手術との関係 を理解しておく必要があります。
- ICLを入れていても白内障手術は可能
- ただし、白内障手術の前にICLを除去する必要がある
- ホールICLの普及で白内障リスクは大幅に低下
- 40代以降は「老眼+白内障手術」という選択肢も検討すべき
👉 ICLは「今の快適さ」を手に入れる手段として優秀ですが、「将来必ず白内障手術を受ける」ことを見越して選択するのが後悔しないポイントです。
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