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第3回:ICLのメリットとデメリットとは?注目される理由と手術の実態を解説

はじめに

近年、視力矯正手術の新たな選択肢として注目されている「ICL(眼内コンタクトレンズ)」。角膜を削るレーシックとは異なり、眼内に特殊なレンズを挿入する手術で、強度近視にも対応できるのが大きな特徴です。しかし、どんな手術にもメリットとデメリットが存在します。本記事では、ICLの仕組みやその利点・注意点について詳しく解説します。


ICLとは?レーシックとは違う視力矯正法

ICL(Implantable Collamer Lens)は、目の中に特殊なレンズを埋め込んで屈折異常(近視・乱視など)を補正する手術です。角膜を削らないため、術後のドライアイリスクが少なく、可逆性(レンズの取り外し)もあるのが特徴です。

術式は以下のような流れで行われます。

  1. 詳細な検査で適応を確認
  2. 小さな切開を入れてレンズを挿入
  3. レンズを虹彩と水晶体の間に固定
  4. 翌日から視力が安定するケースも多い

ICLのメリット

1. 角膜を削らないため、安全性が高い

角膜を削らないということは、それ自体を傷つけないことを意味します。これにより、角膜が薄い人やドライアイ傾向のある人でも手術が可能です。

2. 強度近視にも対応可能

レーシックでは矯正できないような-10D以上の強度近視にも、ICLなら対応できます。これは特に若年層や視力が極端に悪い人にとって大きな利点です。

3. ドライアイになりにくい

ICLは角膜の神経を切断しないため、術後にドライアイになるリスクが低く抑えられます。これにより、日常生活の快適性も維持されやすいのです。

4. レンズの取り外しが可能(可逆性)

レーシックと違い、ICLのレンズは取り外しが可能です。将来的に視力が変化した場合や、別の手術が必要になった際にも柔軟に対応できます。

5. 長期視力の安定性が高い

ICLで使用されるレンズ素材「コラマー」は生体適合性が高く、長期間にわたって安定した視力を維持することができます。加齢による変化にも比較的強いと言われています。


ICLのデメリット

1. 手術費用が高額

ICLは自由診療であり、片眼で20万〜30万円、両眼で40万〜60万円が一般的です。レーシックと比べて費用負担が大きく、保険も適用されません。

2. 白内障のリスクがわずかに増える可能性

眼内にレンズを入れることにより、水晶体への影響が生じるケースがあります。長期的に見ると白内障のリスクがやや高まるとの指摘もあり、術後の定期的な診察が必要です。

3. 術後に虹彩炎や眼圧上昇が起きることがある

一部の人では、眼の中に異物が入ることによる炎症や、眼圧の変化が見られることがあります。重篤な例は稀ですが、アフターケアが重要です。

4. 対応できるクリニックが限られる

ICLは高い技術が求められる手術であり、全ての眼科で対応しているわけではありません。信頼できる専門クリニックを探す必要があります。


ICLが向いている人とは?

以下のような条件に当てはまる方には、ICLが適している可能性が高いです。

  • 強度近視・乱視でレーシックが適応外だった人
  • 角膜が薄く、レーシックではリスクが高い人
  • ドライアイに悩んでいる、または発症しやすい人
  • 可逆性のある矯正を希望している人
  • 長期的な視力の安定を求めている人

ICL手術を受ける際の注意点

ICLは高性能な技術ですが、「どこのクリニックでも同じ」というわけではありません。以下の点に注意しましょう。

  • 経験豊富な医師の在籍
  • 術前検査が丁寧であるか
  • アフターケア体制が整っているか
  • 症例数や口コミの確認

ICLは繊細な手術であり、少しのズレが見え方に影響を与えることもあります。信頼できる医療機関選びが成功のカギを握ります。


まとめ

ICLは、視力矯正手術の中でも近年急速に注目を集めている選択肢です。角膜を削らないという安全性、強度近視にも対応できる柔軟性、取り外し可能という可逆性など、多くの魅力を備えています。一方で費用が高いことや、術後の管理が重要であることも理解しておく必要があります。

将来的な視力の変化にも対応したい、安全性を重視したいという方にとって、ICLは非常に有力な選択肢となるでしょう。

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